【企業型DC】運用商品の預け替え(スイッチング)と、運用割合変更の違い

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企業型DCの加入時、自身がどの銘柄に投資を行うのか、また、拠出金の何%をどの銘柄に充てるのか、ということを決めたと思います。

その後、特に運用の実績を意識する事なく、放置してしまっているという人も多いのではないでしょうか。

そんな方は是非、一度自身の企業型DCのホームページで実績の確認をしてみてください。

私は定期的に確認し、スイッチングや運用割合の変更をしばしば行っています。

企業型DCにおける運用商品の預け替え(スイッチング)とは

企業型DCに加入後、しばらく経つと自身で選択し購入している銘柄の実績が表れ始めます。

投資額に対して資産がプラスになっているのか、またマイナスになってしまっているのか、ということですが、銘柄によっては運用成績が悪く、マイナスになってしまっているケースも見受けられます。

このような場合に、成績の悪い銘柄の一部又は全部を売却し、その売却資金で他の商品を購入する手続きの事を「預け替え」または「スイッチング」と言います。

私の実績を例にすると、5年ほど下記の内容で運用してきました。

企業型DCの預け替え(スイッチング)を行う前の状況
預け替えを行う前

加入当初は分からないなりにあれこれと分散して購入していたのですが、成績の良い商品、悪い商品が見えてきたので、思い切って成績の良い下記の4銘柄に絞る形で預け替えを行いました。(上記の円グラフとは銘柄のカラーが異なります。)

企業型DCの預け替え(スイッチング)を行った後の状況
預け替え後

成績の振るわなかった銘柄の分を全額売却し、最も成績の良かった「DCダイワ外国株式インデックス」を始め、その他の成績が良かった銘柄の購入に充てた形で、ポートフォリオがこの4銘柄となりました。

なお、「預け替え(スイッチング)」は非課税なので、自身の思うタイミングで気軽に実施することが可能です。ただし、手続きが完了するまでには1週間~10日ほど掛かる点には注意が必要です。

企業型DCにおける運用割合変更とは

毎月の掛け金で購入する、各銘柄の割合を変更することを「運用割合の変更をする」と言います。

例えば、毎月の掛け金のうち銘柄Aを20%、銘柄Bを30%、銘柄Cを50%としていた場合、銘柄Cを40%にして、新たに銘柄Dという商品に対して10%を充てる、という変更を行うケースです。

運用割合の変更パターン1

上記の例では新たな銘柄の追加を行ったパターンですが、反対に銘柄を減らすという方向での割合の変更もあります。

銘柄Aに20%、銘柄Bに20%、銘柄Cに20%、銘柄Dに10%、銘柄Eに20%、銘柄Fに10%、という割合で購入していたものを、銘柄EとFの買い付けをやめて、その分を他の商品に充てるという場合の例です。

運用割合の変更パターン2

変更を行ったタイミングから銘柄E、Fの購入はストップしますが、あくまで購入の割合の変更を行っただけで、これまで購入してきた銘柄E、Fの残高は変わりません。
先に紹介した「預け替え(スイッチング)」を行わない限り、一度購入した銘柄は保持し続けられるということです。

まとめ

「預け替え(スイッチング)」、「運用割合の変更」いずれにおいても、どのタイミングで実施するのかは難しいところです。

ただ、自身の大切な資産がどのような状況にあるのかは、少なくとも1年に1度はチェックしましょう。

その際に銘柄ごとの運用の成績を確認し、成績が良くないものについては他の銘柄への預け替え(スイッチング)を行うのか、運用割合の変更を行い、その銘柄への投資額を調整するなどを実施しましょう。

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